”パンどろぼう”って、なにもの!? 読み聞かせが楽しいユーモア絵本
まちのパンやから サササッととびだす ひとつのかげ。
パンがパンをかついで にげていきます。
「おれはパンどろぼう。おいしいパンをさがしもとめる おおどろぼうさ」
パンに包まれた、その正体とは――!?
お茶目で憎めないパンどろぼうが、今日も事件をまきおこす!
作者の柴田ケイコさんは『おいしそうなしろくま』(第8回リブロ絵本大賞)に続く2回目の受賞となります。
喜びのコメントを頂戴しました!
柴田さん自らパン屋さんへ取材に出向き、KADOKAWAの担当編集者さんはパン作り教室へ通って推敲を重ねたとか!?パンも絵本も腕によりをかけて「こねこね」するとおいしく、面白くなるのですね!
❤お茶目なパンどろぼうにメロメロ。最後はハッピー、愉快な絵本です!
❤パンが大好きパンどろぼう。おつぎの狙いのパン屋さんは?パンどろぼうの表情に注目!
❤”どろぼう”という不穏なタイトルながら、愛らしいキャラクターが登場するユーモアあふれる絵本です。
毎年刊行されるたくさんの絵本の中から、各店の児童書担当者が「広く紹介したい」「強くおすすめしたい」と思う作品を選ぶ良書発掘企画です。
毎年8月から翌7月の間に刊行された絵本を対象に、各店の児童書担当者による推薦をもとに10作を候補作として選定し、社内投票により大賞を選出します。
今年は、「リブロ」「よむよむ」「パルコブックセンター」「オリオン書房」「PAPER WALL」「Carlova360」「あゆみBOOKS」「文禄堂」「BOOK PARK miyokka!?」の児童書担当者が選定に参加しています。
残念ながら大賞とはなりませんでしたが、入賞作品も全力でおススメしたいタイトル揃いです。
リブロ、よむよむ、パルコブックセンター、オリオン書房などの店舗では、10月1日からリブロ絵本大賞フェアを展開いたします。今年の大賞&入賞作品だけではなく、歴代の大賞受賞作品もお手に取ってごらんいただけます。ぜひお立ち寄りください。
第11回 入賞『かえるじゃん』
つるたあき KADOKAWA 1,000円+税
❤みんな大好きたべものえほんとかえるが一緒になった!不思議とマッチしていて楽しい1冊。子供と一緒に笑いながら、ついつい口に出して読みたくなる絵本です。
第11回 入賞『ほら、ここにいるよ』
オリヴァー・ジェファーズ/tupera tupera ほるぷ出版 1,600円+税
❤人間は、広大な宇宙の中の小さな存在だけれど、一人ぼっちではない。人生を始めたばかりの子どもへのプレゼントとなる絵本です。
第11回 入賞『ねぐせのしくみ』
ヨシタケシンスケ ブロンズ新社 980円+税
❤就寝後、宇宙人のような謎の集団に連れ去られた女の子。いったい何が起こっているのか。読み進めていくとそこはヨシタケワールドが広がっていて、発想の豊かさに驚かされます。
第11回 入賞『ママはかいぞく』
カリーヌ・シュリュグ/レミ・サイヤール/やまもとともこ 光文社 1,500円+税
❤海賊のママの奮闘ぶりを語る子供を通して、親の子を想う気持ちを察することが出来る良書。かに≒cancer とわかると物語の意味が変わります。大人にこそおすすめしたい絵本です。
第11回 入賞『くらいのなんか(そんなに)こわくない』
アンナ・ミルボーン/ダニエル・リエリー/青山南 すばる舎 1,600円+税
❤夜や暗いのがこわい、ニガテという子は必見。夜は楽しい事もあって、きっと怖い、ニガテが克服できると思うよ。
第11回 入賞『ここは』
最果タヒ/及川賢治 河出書房新社 1,300円+税
❤いまこの不安なときに安心できる自分の居場所があるということ、自分がこの宇宙に存在してるということ、生きていて大丈夫ということ。自分の内側と外側を感じられる絵本。
第11回 入賞『10かいだてのおひめさまのおしろ』
のはなはるか PHP研究所 1,400円+税
❤女の子ならおしゃれが大好き。おしゃれを楽しみながらお行儀も身に付きます。素敵女子になあれ。
第11回 入賞『みんなのおすし』
はらぺこめがね ポプラ社 1,400円+税
❤みんなだいすきおすし!お客さんもみんな満足、と思ったら…。徐々に漂い始める不穏な空気、そして訪れる衝撃のラスト。え?えーっ?!
第11回 入賞『Mou』
Naffy 学研プラス 2,000円+税
❤美しい絵と装丁、心温まるお話は、子どもから大人まで楽しめると思います。