ロシアと言えば?で思い浮かぶものと言えばマトリョーシカ、ボルシチ、クレムリンではないでしょうか?ウラジオストックに関しては2時間もかからずに行けるのに、ロシアについて知らないことのほうが多いと思います。どちらかと言うと秘密主義の国のイメージが強い国かなと。
この本は、そんなロシアの日常が描かれています。どんな生活をして、どんなものを食べて、どんなタイプの人がロシア人に多いのかが、とても分かりやすく書かれていて読みやすかったです。私も大学生のときに、ウラジオストックに留学していました。その時に著者の方と同じような体験をスーパーマーケットでしました。それまで無愛想なレジの人が、ある日急に声かけて来てくれたのですね。ちゃんと分かるようにゆっくりと話しかけてくれたときは、嬉しかったです。
あまり良い印象を持っている方はいないとは思いますが、この機会にいままで知らなかった国に興味を持ってもらえたらなと思います。
ロシア点描
小泉悠
PHP研究所
嘉納 芙佐子
リブロ 江坂店