すこしまえにみた映画
自家用ジェットに乗るような
仕事で成功したおんなの人が
末期ガンになってからの日々
を描くストーリーでした
映画のおわりに
そのおんなの人の
どんなに稼いでも
そのお金は墓場には
持っていけないって 言うけど
ほんとうね〜
みたいな感じのセリフがありました
この絵本を久しぶりに
よんで
その言葉がふとうかびました
ブルータイル食堂で働くかあさん
わたし
とても困難なことにあったとき
まだまだわかいから、これからよ
とスピーチしてご近所の人たちから
拍手をうけるおばあちゃん
その家族のもとに
「世界じゅうでいちばん、すてきないす」
が どんなふうにやってきたか
というお話です
絵本のなかの「わたし」は
ふくふくとした
豊かさにつつまれているように
感じます
お金についての
豊かな感じは
いまのところ(!)
よくわからないのですが
ここまで生きてきて
日々をあたためてくれるものを
たくさんうけとってきたなあ
とおもいます
いつか 娘に
愛してるよ〜
と言ったら
え〜
ほんまかなあ
なんか信用できひんわ
と言われたので
そうなん?
まえに なんかあんまりつらくて
橋の上から川に飛びこんじゃいたいなあ
っておもったけど
mちゃんいてるから
やめよ
おもてん
そやから
いま お母さんが生きてるの
mちゃんがいてるからやねん
と言ったら
重たいわっ!
そういうこたえがほしいんちゃうねん!
と間髪入れずに
言われて
あ〜
ごめん ごめん
と言って
ふたりで笑いました
こういう笑い話?や
ちいさなことにみえる日々の出来事から
あじわう豊かさみたいなものが
生きるチカラになるんではないかなあ
とおもいます
豊かな人生って なんだろうな
とおもったら
この絵本を
手にとってみてください
ひとつのこたえが
みつかるかもしれません
かあさんのいす
ヴェラ・B.ウィリアムズ/佐野洋子
あかね書房
山口 敦子
リブロ 新大阪店