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わむぱむ通信_003号
わむぱむ通信のバックナンバーをお届けします。
「わむぱむ」とは北米先住民のことばで貝殻ビーズのたからもののこと。子どもから大人まで楽しめる絵本を紹介しています。最新号は店頭で無料配布中！こちらにはバックナンバーを掲載いたします。
わむぱむ通信_000号
わむぱむ通信_001号
わむぱむ通信_002号
003号の特集はしかけ絵本！飾っておきたい美しいしかけ絵本や、おもちゃのように遊べるしかけ絵本などを紹介。ぜひ書店で見て触れて楽しんでもらいたいです。
年齢別おすすめの絵本
♥0~1さいにおすすめ『あかまるどれかな？』
きれいな赤、青、緑、黄色でこどもの目にとまりやすい。かいてある質問以外でもいろいろあそべて夢中になってくれるはず。しかも背表紙が本体からはなれるようになっているので開きやすく壊れにくく、長く楽しめます。
岩淵 一博（リブロプラス 商品部）
♥2~3さいにおすすめ『はみがきれっしゃしゅっぱつしんこう！』
歯ブラシを列車に見立てた発想の楽しさにひかれます。もう歯ブラシを見たら「れっしゃ」にしか見えなくなってくるから不思議です。これならみんな口を開けて「しゅっしゅ」と歯磨きしたくなるはず。
大木 幸二（オリオン書房 ノルテ店）
♥4~5さいにおすすめ『からすのパンやさん』
パン屋さんの夫婦に4 羽の子ガラスが生まれて家事と仕事が両立できない。でもその子ガラスのおかげで商売が盛り返すという子育てに苦労されているご両親を励ます絵本です。お子さんが読んでも楽しい絵本なので一緒に読んでください。
大木 幸二（オリオン書房 ノルテ店）
大人向けおすすめの絵本
地図の話かと思いきや、ヨシタケさん流に話はいろいろ飛んでいきます。眺めているだけなんてもったいない。きっとみんないろいろな図が描きたくなってくる。「せかい」と自分の位置関係をつかみたくなる絵本です。
岩淵 一博（リブロプラス 商品部）
注目の新刊絵本
『パンどろぼう』で大人気柴田ケイコさんの新刊絵本。パンの次はパンダ！「アポパイ ポコパイ パンパンパン パンダッチュの ポー」まほうのじゅもんをとなえてみてね。楽しくなって、おいしくなります！
山井 洋子（リブロ 光が丘店）
思わずくすっと笑ってしまったり、どきっとさせられたり。大人にこそ読んでほしい、小学１年生の言葉たちです。言葉に寄り添うように描かれたヨシタケシンスケさんの挿絵もこの本にピッタリです。
大木 幸二（オリオン書房 ノルテ店）
特集：しかけ絵本読み比べ
お話しする人
♥リブロ 光が丘店 やまい店長（や）･･･児童書は任せて！
●ひらやなぎパパ（ひ）･･･息子9 歳と娘4 歳 の父
大人が楽しむアートなしかけ絵本『ナマケモノのいる森で』（アノニマ・スタジオ）
♥や：今日はしかけ絵本を紹介しますね。
●ひ：ギフトシーズンに売れてるイメージだけど、中身をちゃんと見たことないな。
♥や：しかけ絵本は必ず開いて試してみて。まずは私の一番好きな『ナマケモノのいる森で』から。ページをめくると見開き一面に森の木々が立ち上がって、その中に動物たちや人間も見える。
●ひ：ナマケモノはどこだ？さがしあそびにもなるね。
♥や：次のページをめくると、豊かな森の木々が伐採されて、生き物たちは逃げ出していく。バートンの『ちいさいおうち』に通じる環境問題絵本でもある。
●ひ：子どもにもわかりやすいね。
♥や：最後のページのつまみを引くと…、何もなくなった大地から、また芽が出てくる。
●ひ：すごい！感動する！
美しいイラストの飾っておきたいしかけ絵本『オセアノ号、海へ！』（アノニマ・スタジオ）
♥や：次は同じ著者の『オセアノ号、海へ！』。これは本を立てて読むのがポイント。
●ひ：すごいしかけ！ポップアップの下の７割は海の中なんだね。魚が泳いで、いろいろなものが沈んでいる。
♥や：空も海も、魚たちもどれもすごく美しくて、こんな船に乗って世界を航海できたらと、夢が広がる。ランサムの『ツバメ号とアマゾン号』みたい。
●ひ：大切な人に贈りたくなる絵本だね。
ドールハウスに変身する立体しかけ絵本『メイシーちゃんのあたらしいおうち』（偕成社）
♥や：お店で見本を出していると、この絵本目当てに子どもたちが遊びに来てくれるくらいの人気絵本。
●ひ：シルバニアファミリーみたい！360 度ぐるっとドールハウスになるのにはびっくり。
♥や：紙の人形を組み立てて、着替えたりお料理したり。ミニ絵本も付いていて楽しみ方がたくさん。
子どもがわくわくする要素がぎっしり『ようせいのゆめのおしろ』（大日本絵画）
♥や：ドールハウス的絵本の妖精版。開くと夢のお城ができちゃう。
●ひ：最初のページには、お話しもついているんだね。
♥や：お店の見本で子どもがひとりでおしゃべりしながる遊んでいるのを見ると本当にかわいい。初めてみるお客様が「わ～！なにこれ！かわいい！」と驚嘆の声を上げるのを何度聞いたことか。
●ひ：プレゼントにもぴったりの豪華な絵本だね。
小さな子でも楽しめる「変わり種」しかけ絵本『てんとうむしのおさんぽ』（大日本絵画）
♥や：なんとプルバックのてんとうむしが付いてるんですよ。
●ひ：ボードブックの溝の上をすいすい走るんだ！
♥や：クリスマスのサンタさんとか、車バージョンもある。
●ひ：色使いがすごくきれい。絵本だけどおもちゃとしても楽しい。
♥や：エリック・カールも言っているよ。「わたしは、半分おもちゃ、半分本、というのがすきなのです。」って。
●ひ：子どもは喜んで追いかけていきそうだね。
おもわず触りたくなる穴あきしかけ絵本『かわいいてんとうむし』（大日本絵画）
♥や：絵本だけど、てんとうむしは立体なの。色彩も鮮やか。
●ひ：10 ぴきのてんとうむしが、ページをめくるたびに一ぴきずつ消えていくんだ？手品みたい。
♥や：ぜひ書店で見て触れて楽しんでもらいたいです。
