こどものとも4月号は『バルバルさんとおさるさん』(乾栄里子/文 西村敏雄/絵)。何とバルバルさんの新作が月刊誌価格の440円(税込)で読めてしまいます。
書籍の新刊『バルバルさんきょうはこどもデー』とのダブル新刊とは嬉しい限り。
たくさんのふしぎの4月号は『ひと粒のチョコレートに』。文は佐藤清隆さんで、絵はjunaida(ジュナイダ)さんではありませんか!junaidaさんは福音館書店の絵本『Michi』、『の』、『怪物園』が大ヒットの期待の絵本作家さん。文の佐藤清隆さんは広島大学名誉教授の食品物理学の専門家の方でした。さすがたくさんのふしぎです。
そんな豪華な4月号ラインナップに合わせて、2020年4月号から2021年3月号の一年間の月刊誌のバックナンバーを集めました。
こどものとも2020年7月号は『へらへらおじさん』。こどものとも年少版2020年10月号は『わたしてじなし』で、ともに佐々木マキさんの新刊でした。
このコーナーのすぐ斜め前では、ユニクロさんからお借りして展示させて頂いている村上Tシャツの『1973年のピンボール』が吊るしてあって、『風の歌を聴け』(講談社文庫)や『ダンス・ダンス・ダンス』(講談社文庫)も並んでいるところでしたので、40年の時を経て佐々木マキさんが向かい合っています。
こどものとも2021年3月号は安野光雅さんの『なぞなぞ』です。
「たいこをたたいて ゴロゴロくろくもをよんで かみなりをおとすのは だれでしょう」の問いの答えは三択です。「らいじん(雷神)」「ふうじん(風神)」「りゅう(龍)」から選びます。古風でユニークで知的ななぞなぞが続きます。
もちろん有名作家作品のみならず、表紙の絵を見て初めて知る作家さんを見つけるのも月刊誌の楽しみ。一年間全てのバックナンバーが一同に揃うこの機会にぜひ見逃していた一冊を探してみて下さい。
山井 洋子
リブロ 光が丘店 店長