タイトルを見たときから気になったので新刊予約をしました。書店では取寄せもできますが、発売前の本を予約もできますのでご利用くださいませ。
さて、どんな交換殺人を完遂させてくれるんだろう。と、ワクワクしながら読み始めました。作品は交換殺人を提案した女子大生と提案を受けた男性の目線で進みます。どんな方法でいつ実行するのかを、古風にも手紙でやり取りするのですね。万が一を考えて筆跡を残さないようにパソコンで打つのですが、返事を待っているときのソワソワ感がこちらにも伝わってきて、ついついのめり込んでしまいました。
最初はそんなやり方でしたが、いつの間にか顔を合わせ、ラインを使い、お互いの距離が縮まります。そうしてお互いを知るようになっていくと疑問が生じてくるのです。本当にこの人は殺したいほど憎んでいるのだろうか?
さて、この2人が本当に殺したいのは誰なのでしょうか。これ以上書くとネタバレになってしまうので、ぜひ手にとって読んでみてくださいませ。
拝啓 交換殺人の候
天祢涼
実業之日本社
嘉納 芙佐子
リブロ 江坂店