第9回「あゆみCOMIC大賞」受賞作決定! | NICリテールズ株式会社
NIC RETAILS
2023年03月01日

第9回「あゆみCOMIC大賞」受賞作決定!

いよいよ本日3/1、『第9回 あゆみCOMIC大賞』の発表です。

大賞は『税金で買った本』(講談社)でございます!!!

書店に携わる者として、同業(?)他業種の「図書館の裏側」が気にならないわけありませんよね。いわゆる「お仕事マンガ」としての知らない世界を知る面白さ、それに加えて「本」を介して起こる人間模様のエピソードも非常に秀逸。本が好きならより興味深く、普段読まない人なら「ちょっとは本でも読んでみようかな…」という気持ちになること請け合いなので、ぜひいろんな方にお手にとっていただきたい作品。本はいいぞ~本は。ということで納得の大賞受賞です。おめでとうございます!

第9回(2022年)大賞『税金で買った本』原作:ずいの、著:系山 冏(講談社)

あゆみCOMIC大賞とは

その年に発行されたコミックスでまだ巻数の少ないものから、「これは2022年の最高傑作だった」「もっとたくさんの人に読んでもらいたい」など、自分たちの手で多く売っていきたい渾身のオススメ作品を、独自視点で選んだ賞です。

第9回の今回は、2022年1月1日から2022年12月31日に発売された作品で、巻数が5巻までのものを対象とし、コミック担当者による推薦をもとに最終候補作品を絞った後、投票によって大賞、入賞を決定いたしました。選考にはあゆみBOOKS・文禄堂の他、オリオン書房、リブロ、CROSSBOOKSなどリブロプラス全店のコミック担当者が参加しています。今後も、毎年同時期に継続して実施し、独自の良書発掘・情報発信に取り組んでまいります。

過去受賞作の紹介はこちら

入賞作も個性が光る3点。

まずは『うみべのストーブ大白小蟹短編集』(リイド社)。慌ただしい毎日の中で見過ごしてしまいがちな、内心の「フック」が思いがけず引っ張られる7つの短編を収録。静けさとと熱っぽさが同居する不思議な読後感があります。素朴な中に芯の強さを感じる、場面の「良さ」にもご注目。

第9回(2022年)入賞『うみべのストーブ大白小蟹短編集』大白小蟹(リイド社)

つづいて『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』(スクウェア・エニックス)は、SNSでの人気大爆発!「ギャップ」嗜好系作品です。おじさん(佐々木)とスーパー店員(山田さん)と、山田さんの同僚?(田山さん)の謎交流がコミカルに描かれます。喫煙所でのちょうどいい「距離感」がたまらない!と太鼓判。

第9回(2022年)入賞『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』地主(スクウェア・エニックス)

3点目はこちら『ホテル・メッツァペウラへようこそ』(KADOKAWA)。雪深いフィンランドの町外れにて、ホテルを営む老紳士二人とそこに迷い込んだ「訳あり」青年の人間ドラマ。宿泊客や周囲の人達とのやりとりの中で、青年が抱えていた「心の重荷」を少しずつおろしていく様子に読んでいるこちらも救われます。

第9回(2022年)入賞『ホテル・メッツァペウラへようこそ』福田星良(KADOKAWA)

「第9回 あゆみCOMIC大賞」フェア開催中!

ノミネート作含め、どれをとってもそれぞれの面白さがあるラインナップ。リブロプラス各店舗にて「第9回 あゆみCOMIC大賞」フェアを展開しております。それにあわせて、大賞・入賞作の一部に「限定特典ペーパー」をご用意いたしました。従業員の推薦コメント入りのリーフレットも店頭で無料配布いたします。受賞作はもちろんのこと、この機会に各店舗独自の「コミック売場のチョイス」にもぜひぜひご注目ください!多分あなたの琴線にふれる作品が並んでいる!はず!!!

池本 美和
商品部 BOOKグループ

Pick Up

おすすめアイテム