三浦しをんさんの名前は、存じ上げていましたが、著書を読んだことはなく、『好きになってしまいました。』のタイトルにキュンとして手に取りました。
『好きになってしまいました。』最高の口説き文句ですよね。エッセイ集なのですが内容はキュンとするようなものではなく、飾らない三浦さんの日常にクスクスと笑ってしまいました。気さくな方なんだなと読んでいてとても好感が持てます。
洗濯物のお話が出てくるのですが、一体普段どんなカラフルな洋服を着ているのかなと見てみたくなりました。旅行の章は三浦さんにパンフレットを渡せば、その場に居ながら色んな旅に連れていってくれそうです。分かる、分かる!と共感するところもあれば、そこまで想像が膨らむなんて!と、感嘆するところもあり、あとがきまでワクワクさせて頂きました。読み終わった後に三浦さんを好きになってしまうエッセイ集でした。
好きになってしまいました。
三浦しをん
大和書房
嘉納 芙佐子
リブロ 江坂店