表紙に「超入門編」と書かれているのですが、誇張などでなく本当に超入門編でした。考え方についてなので、脳の構造や○○の研究の成果は…など、説明がたくさん書かれていたらどうしようかとドキドキしました。実際は著者が色んな本から抜粋し、簡潔にまとめてくれたいいとこ取りの本です。説明も半ページで完結しているので、わかり易かったです。
私は第5章の読書術がおもしろかったです。『乱読のセレンディピティ』からの引用が多かったので、そちらの本にも興味が出ました。文庫本でポケットに入る厚さで、ちょっとした待ち時間などに読むのに今1番のおすすめ本です。
こうやって、考える。
外山滋比古
PHP研究所
嘉納 芙佐子
リブロ 江坂店