急に気温が上がってきましたね。熱中症などにくれぐれもお気をつけくださいませ。
本格的な夏が始まる前に、心が温まるホラー小説はいかがでしょうか?今回紹介させていただく『夜市』は、神隠しのような不思議な体験をする物語をはじめ、他にも何編か収録されている短編集になっています。ゾクゾクするような怖さはなく、どの作品も読み終わったら感動を覚えます。
きっかけは、作者の新刊『白昼夢の森の少女』です。表紙が気になり手にとってみたら、本の帯に、“夜市の次はこれを”と言うような文言が書かれていたのです。帯に従い、先に『夜市』を読んで正解でした!あってもおかしくないようなシチュエーションで、懐かしさも感じれる設定がとても心地よかったです。もちろん、新刊も購入いたしました。こちらはまた後日、改めて紹介いたします。
夜市
恒川光太郎
KADOKAWA
嘉納 芙佐子
リブロ 江坂店