マラソンを走ろう!と決めて、次に手にとったのは『シティ・マラソンズ』。あの田中希実選手が、“私の人生を変えた1冊”と言うぐらいの本ですからね。読んでみよう!と、なりました。3名の作家さんたちのマラソンにまつわるストーリーが読めるのでお得感もあります。
走る楽しさを忘れていた男性がニューヨークシティマラソンで思い出すことができ、走ることから逃げていた男性が友人のためにシューズを作ることで向き合い、家族から逃げたした女性がパリで走る楽しさを知り新たな可能性を見出す物語です。
走ることを通じて主人公たちが新しい1歩を踏み出していくので、1話読み終わるごとにウルウルします。手軽に読めるページ数で、ジョギングをしたような爽快感が得られる小説です。
シティ・マラソンズ
三浦しをん あさのあつこ 近藤史恵
文藝春秋
嘉納 芙佐子
リブロ 江坂店