少し前にポプラ社の方が店舗まで足を運んでくれました。その際とても楽しそうに『かがみの孤城』の話をされていたので、気になって読むことに。上下巻に分かれているし、分厚めだったのでためらっていたのですが、気付いたら1日1冊ペースで読み終えました。おもしろくて止まらないのです。
何かしら事情のある7人の子どもたちが集められた、かがみの孤城。孤城ではたいていゲームをしているのですが、何か話の噛み合わないことも…。なぜこの7人が集められたのか。一体どうなっていくのか。読み始めたときに展開が少し読めます。が、その展開は伏線で次の展開に進みます。おぉ!そうなるんだ!と思い、読み進めていくと、またまた違う展開が!と、辻村さんの世界観が満載で、めちゃくちゃのめり込みます。
私の想像力ではお城のイメージと登場人物たちの洋服がおぼろげなのです。これはぜひ映画を観て、その曖昧な部分を埋めたいなと思いました。来週からお盆休みに入る方もいらっしゃるのではないでしょうか?ぜひお盆休み中に一気に読んで欲しい物語です。
嘉納 芙佐子
リブロ 江坂店