“夏”とつく小説を読みたくなってしまう今日この頃です。
『夏を喪くす』タイトルだけだと切ないお話なのかなと思いますが、どちらかと言うと爽やかでした。登場する女性たちがとにかくかっこいいです。不倫は許されることではありません。“それでも、好きなの!”は開き直りに思いますが、ここに出てくる女性たちは、開き直りではなく覚悟を決めているなと。その違いは紙一重ですし、捉え方かも知れません。が、とにかくカッコいいのです。
ジメジメしたこの季節に、カラッとした気持ちいい風を届けてくれるような小説です。
夏を喪くす
原田マハ
講談社
嘉納 芙佐子
リブロ 江坂店