好意を持ってくれている女性に触れてしまうと、未来が見えてしまう主人公。モテるのになかなか交際が続けられません。大学の同級生と付き合うことになり、今までは未来が見えるから避けていたことに自ら挑んでいきます。
姿勢を変えたきっかけは、何だったのでしょうか。主人公が大人しそうな子で、決してかっこいい訳ではないのですね。人柄とおっとりさがモテる要素なのですが、悪く言えばのらりくらりとかわしている感じがします。そんな彼を本気にさせた彼女は美人さん。喋らなければモテるタイプの酒豪さんです。でも実際はめちゃくちゃ乙女さんでとても可愛らしいです。もどかしい場面もあるのですが、主人公がどうにかしようと奮闘する姿勢に胸が温まります。
彼らは新しい未来をうめるのか。本当は書きたい!でもネタバラシになってしまうので、読んでみてくださいませ。私はこのストーリーの終わり方が気に入りました。
ミライヲウム
水沢秋生
小学館
嘉納 芙佐子
リブロ 江坂店