武装警察 第103分署 | NICリテールズ株式会社
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2022年10月18日

武装警察 第103分署

タイトルを見たときに、これはアクションものだなと。そして、きっと最後まで爽快に読めるだろうなと思い手に取りました。

設定は東京都。勝鬨橋より海側全域です。しかし日本人よりベトナム人の登場人物が多く、まるで戦場のような設定。設定がフィクションだろうと笑えないリアル感もあります。これが大阪の設定なら、怖さが増したかも知れません。

カジノ都市を建設途中に地震が起きて工事は頓挫。廃墟化とした街では、外国人による麻薬や拳銃の売買は日常茶飯事。パトカーは戦車仕様。銃を持たずに街を歩くのは自殺行為。そんな街を取り締まるのが第103分署。そこにいる警察官がまともなわけはありません。説得するより殴る。相手より先に撃つ。そうしないと生き延びられません。

この小説のおもしろいところは、アクションはもちろん派手で楽しめるのですが、登場人物たちの背景です。一筋縄ではいかないような警察官たちですが、自身の信念に基づいて動いていて、その理由がまたかっこいいのです。やり方が少し横暴なだけで、人の良さが見え隠れしています。海外マフィアと日本警察の闘いもですし、仲間同士の探り合いからも目が離せません。楽しみなシリーズものがまた1つ増えました。

武装警察 第103分署
鷹樹烏介
祥伝社

嘉納 芙佐子
リブロ 江坂店

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