明けましておめでとうございます。新年1作目はSF小説を紹介させていただきます。SFと言っても、もうすぐそこまで来そうな設定なので読みやすいです。
自動運転の車が主流になり、ドローンが飛び交い、AIロボットが、当たり前のようにいる世界で起こる殺人事件です。ロボットは、“人を殺してはいけない。”という原則がインプットされています。にも関わらず、ロボットが人を殺してしまうのです。プログラムのバグなのか、そのロボットに特殊なプログラムがされていたのか。
展開が面白く、最後までワクワクさせてくれます。そしてなかなか考えさせられる小説でした。新年早々、ぜひワクワクドキドキしてくださいませ。
ジャンヌ Jeanne,the Bystander
河合莞爾
祥伝社
嘉納 芙佐子
リブロ 江坂店