アンリバーシブル 警視庁監察特捜班堂安誠人 | NICリテールズ株式会社
NIC RETAILS
  • HOME
  • make a buzz
  • アンリバーシブル 警視庁監察特捜班堂安誠人
2023年06月08日

アンリバーシブル 警視庁監察特捜班堂安誠人

今回の小説の設定は、“さすがに気付くでしょう。”という非現実的な要素と、近未来的な問題点が絶妙なバランスで成り立っていました。自動運転の開発に携わっていた方の飛び降り事件。その自殺に疑問を持った監察特捜班が動き出すところから物語は始まります。

まずその捜査方法が非現実的です。刑事の兄と民間人の弟の双子が立場を入れ替わりながら捜査を行うのです。ですが、本当に行われていたらすごいな!と思うワクワク感があります。事件やトリックに関しては、これから自動運転の技術が進むにつれて、対策を練らないといけない問題点だろうなと感じました。県警同士の探り合い、移民との地域問題など、様々な問題点が織り込まれていて、ページをめくる手が止まりませんでした。

見た目はそっくりでも、生真面目な兄と、柔軟性のある弟。そんな弟に振り回される兄がおもしろかったです。

アンリバーシブル 警視庁監察特捜班堂安誠人
長沢樹
幻冬舎

嘉納 芙佐子
リブロ 江坂店

Pick Up

おすすめアイテム